プロフィール
具志堅興清
具志堅興清
針灸開業歴四十六年。
中国針専門。
得意は脈診(みゃくしん)。
具志堅鍼灸治療院

治療時間
午前9時~午前11時
午後2時までは昼休み
午後2時~午後4時

日曜日は毎週、休みです。
公休日は治療しています。
針治療するハリは、衛生的で安全な
使い捨て針を使用しています。

治療料金は2,000円です。

新しい針灸院は、「幸地入口バス停」の奥にある「首里福音教会」前の急坂道の裏の行き止まりにあります。
西原町字幸地 586―20 が新住所名です。



      ●●●●●
 


 







最近のコメント
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 27人

「くしゃみ」

2023年12月19日

6,407- ◎ 「くしゃみ」

 昨日、藤沢周平の「くしゃみ」という短編小説を聴きました。

 私が注目したのは、「くしゃみ」が爆発する直前の鼻の奥に起こる「むずがゆさ」です。

 実は、「くしゃみ」の生理作用で重要なのが、爆発の前触れの鼻の奥で生ずる「むずがゆさ」なのであります。

 「くしゃみ」は、古い東洋の医学用語では「ふんてい」と言います。

 「ふんてい」は、鼻の奥にある有害な「異物」や「冷気」を体外に吐き出すための大切な「発散作用」なのであります。

 私が子どもの頃、私が「クシャミ」をするたびに近くにいる母親は、「クスケー」という「まじない言葉」を発してくれました。

 直訳すると、「糞くらえ」という意味です。

 ちなみに兼好法師の「徒然草」の中にも、老女が「クソくらえ」を連発する描写があります。

 なお、体内の有害ガスが、まさに皮膚から体外へと放出される直前、皮膚上に「かゆみ」が起ります。

 藤沢周平が「くしゃみ」という小説のなかで、面白おかしく描写した鼻の奥の、むずがゆい「快感」は、体内の有害物が体外へ排除される直前の体の見事な表現なのであります。


同じカテゴリー(「針灸医学」)の記事
骨折の予防と手当
骨折の予防と手当(2024-03-23 12:49)


Posted by 具志堅興清 at 12:24 │「針灸医学」